夕方には香水が消えている人へ|原因と解決策
夕方になると、自分の香水がもう香っていない気がして、こっそり手首を確認してしまう。1日中ずっと楽しみたいのに、3〜4時間で消えてしまう——香水を使う人の多くが抱える悩みだと思います。
ただ、香水を買い替えなくても、つけ方を変えるだけで持ち時間を2〜3倍に伸ばすことができます。
ポイントは「つける前の保湿」「つける場所の選び方」「ほかのアイテムとの組み合わせ」の3つを意識することで、合計5つのテクニックを使うことです。
この記事で紹介する方法は、ニッチ香水ブランドの公式ガイドや調香師のインタビューでも繰り返し言及されている、根拠のあるものばかりです。今日から1つずつ試してみてください。
①肌を保湿してから香水をつける
香水の持ち時間を伸ばす一番簡単な方法が、香水をつける前に肌を保湿することです。
乾燥した肌は香りの分子をうまく保持できず、すぐに揮発してしまいます。一方、保湿された肌は油分が香りの分子を捕まえて、ゆっくり放出してくれるため、持続時間が大きく変わります。
手順はシンプルで、シャワー後にボディクリームを塗ってから香水をつけるだけです。これだけで体感1〜2時間は持ちが変わります。
ただし注意点として、香り付きのボディクリームを使うと香水の香りと混じって設計が崩れます。必ず無香料のボディクリームを選んでください。
②つける場所は「衣類の内側」を使う
香水は手首や首筋につけるイメージが強いですが、実は持ち時間を考えると衣類の内側のほうが優秀です。
肌に直接つけた香水は体温で揮発が早まりますが、衣類の繊維に染み込んだ香りは衣類の温度に左右されないため、長時間香り続けます。シャツの内側、ジャケットの裏地、マフラーなどが特におすすめです。
具体的なつけ方は次のとおりです。
・シャツを着る前に、内側に1プッシュ ・ジャケットの裏地に1プッシュ ・冬場ならマフラーやストールに1プッシュ
この方法だと、肌につけたときと比べて香りの持続時間が約1.5倍に伸びます。
デメリットは、シルクやデリケートな素材だとシミになる可能性があることです。心配な場合は目立たない場所で試してから本番で使ってください。
③無香料ボディクリームと組み合わせる
①と関連しますが、ボディクリームと香水を「同じ場所に重ねる」ことで持ち時間がさらに伸びます。
やり方は次のとおりです。
1. シャワー後、首筋・手首・耳の後ろに無香料のボディクリームを塗る 2. クリームが肌に馴染んだら、その上から同じ場所に香水を1プッシュ 3. 自然乾燥させる(こすらない)
クリームの油分が香水の分子を肌に固定するため、香りがゆっくり放出されます。Jo Maloneやディプティックなどの公式ガイドでも推奨されている方法です。
注意点として、香水をつけた直後に肌をこすると香りの構造が崩れます。必ず自然乾燥させてください。
④髪の毛先に1プッシュ加える
髪の毛は香水を保持する力が強いパーツです。歩いたり振り向いたりするたびに香りが立ち上がるため、持続時間が長く感じられます。
つけ方は、髪を結ぶ前に毛先から30cmほど離して1プッシュ。直接かけるとアルコールで髪が傷むので、必ず距離を取ってください。
おすすめは、肌に通常のボディフレグランスを使い、髪には軽めのヘアミストを使う組み合わせです。Jo Maloneやシャネルからヘアミスト専用商品が出ているので、本格的に取り入れたい人はそちらを使うと髪へのダメージがありません。
ただし、髪を頻繁に洗う人だと効果が短期的になるため、外出前の使用が向いています。
⑤朝シャワー直後にスプレーする
5つ目の方法は、朝シャワーを浴びた直後の肌に香水をつけることです。
理由は、シャワー後の肌は毛穴が開いていて水分量も多く、香水の分子が肌の奥まで浸透しやすいためです。乾いた肌につけるよりも持続時間が約30分〜1時間長くなります。
手順は次のとおりです。
1. シャワーを浴びる(熱すぎない温度で) 2. タオルで軽く水気を取る(完全に乾かさない) 3. 無香料ボディクリームを塗る 4. クリームが馴染んだら香水を1プッシュ
この順番を守れば、朝つけた香水が夕方まで残るようになります。
デメリットは、朝の支度に5分ほど時間が増えることです。ただし、その分日中に香水をつけ直す必要がなくなるので、トータルでは時間が節約できます。
よくある質問
Q. 香水を1日に何回もつけ直すのはダメですか?
A. つけ直し自体は問題ありませんが、つけ直すたびに香りの設計が崩れていきます。朝の1回で1日もたせるほうが、香水本来の香りの変化を楽しめます。
Q. オードトワレでも持ち時間は伸ばせますか?
A. 伸ばせます。ただし、もとの濃度が低いオードトワレ(EDT)は持続時間の上限があり、5つの方法を全部使っても限界はあります。1日中香らせたい場合はオードパルファム(EDP)以上を選ぶのが基本です。
Q. 肌が弱い人でも保湿+香水は大丈夫?
A. ボディクリームを無香料・低刺激のものに変えれば問題ありません。心配な場合は、衣類につける方法(②)から試すと肌への負担がありません。
まとめ|今日から試せる5つの方法
今回は香水の持ち時間を伸ばす5つの方法を紹介しました。簡単にまとめると次のとおりです。
・①肌を保湿してから香水をつける ・②衣類の内側につける ・③無香料ボディクリームと組み合わせる ・④髪の毛先に1プッシュ ・⑤朝シャワー直後にスプレーする
どれも今日から始められる方法なので、気になったものから1つずつ取り入れてみてください。複数組み合わせるとさらに効果が高まります。
香水そのものを「持ちの良いもの」に買い替えたい場合は、別記事で持続力の高い香水ランキングを公開しています。あわせて参考にしてください。
