香水のフランス語読み方で迷ったら、まずこれだけ
「Diptyqueってディプティック?ディプティーク?」「MFKって何の略?」など、フランス語の香水ブランド名・商品名の読み方に迷う人は多いと思います。
結論を先に言うと、覚えるべきは3つ。①ブランド名は本場フランス読みが基本、②日本のカタカナ表記は便宜的なものも多い、③商品名はフランス語の意味を知ると印象に残る。これで百貨店カウンターでも自信を持って香水を語れます。
この記事では、主要香水ブランド20種の正しい読み方、商品名の意味、フランス語の発音のコツを完全ガイドします。「ハイブランド香水を語れる教養」が身につく内容です。
なぜフランス語読み方を知るべきか
フランス語の読み方を知るメリットを整理します。
メリット①: 百貨店で恥をかかない 「Diptyque」を「ディプティク」と発音すると間違い。正しくは「ディプティック」。販売員には伝わりますが、香水通の客同士の会話では恥ずかしい。
メリット②: ブランドの世界観を理解できる 商品名はフランス語の詩的な意味を持つことが多い。「Eau Duelle(オーデュエル)」=「二重の水」、「Philosykos(フィロシコス)」=「イチジクの哲学者」。意味を知ると香水がより深く味わえます。
メリット③: 香水好きとの会話が広がる SNSやコミュニティで「ジャドール」と「ジャ・ドール」、「シャリマー」と「シャリマール」など細かい違いを正しく書けると、香水通として認知されやすい。
メリット④: 海外で買い物しやすい フランスやEU圏で香水を買う時、現地の発音で伝えれば店員さんがすぐ理解。海外旅行での買い物がスムーズに。
知識は香水ライフを豊かにします。
主要ブランド名の正しい読み方20選
ここから主要ブランド名の正しい読み方を整理します。
フランス系メジャー ・Chanel: シャネル(国名表記と同じ) ・Dior: ディオール ・Hermès: エルメス(末尾の'sは無音) ・Guerlain: ゲラン(後の'in'は鼻にかける) ・Yves Saint Laurent (YSL): イヴ・サン=ローラン ・Chloé: クロエ(eにアクセント記号、エの音強め) ・Givenchy: ジバンシィ(ジヴァンシィとも)
ニッチ・ハイブランド ・Diptyque: ディプティック(末尾の'que'はック) ・Maison Francis Kurkdjian (MFK): メゾン・フランシス・クルジャン ・Frederic Malle: フレデリック・マル(後の'le'はル、強くない) ・Serge Lutens: セルジュ・ルタンス(末尾の'ns'は鼻にかける) ・Penhaligon's: ペンハリガン(英国だが日本では英語読み) ・Byredo: バイレード(スウェーデンだが英語/フランス語混在) ・Le Labo: ル・ラボ(ル=定冠詞、ラボ=ラボラトリーの略)
英米系 ・Jo Malone: ジョー・マローン(英国) ・Tom Ford: トム・フォード(米国) ・Aesop: イソップ(豪州、ギリシャ語由来)
イタリア系 ・Acqua di Parma: アクア・ディ・パルマ(パルマの水)
スペイン・他 ・Loewe: ロエベ(スペイン語、英語読みではない) ・Memo Paris: メモ・パリ(英語/フランス語混在)
この20ブランドを正しく発音できれば、香水の世界での会話に困りません。
代表商品名の意味と読み方
ブランドだけでなく、代表的な商品名の意味も知ると深く楽しめます。
シャネル ・No. 5(ナンバー サンク): 数字「5」の意味、フランス語で「サンク」 ・Coco Mademoiselle(ココ マドモアゼル): ココは創業者の愛称、マドモアゼル=未婚女性 ・Chance(シャンス): 機会・幸運 ・Bleu de Chanel(ブルー ドゥ シャネル): シャネルの青
ディオール ・Miss Dior(ミス ディオール): ミス=未婚女性 ・J'adore(ジャドール): 「私は愛する」の意 ・Sauvage(ソヴァージュ): 野性的、未開の ・Hypnotic Poison(ヒプノティック ポイズン): 催眠的な毒
ゲラン ・Shalimar(シャリマー): ムガル帝国シャリマール庭園 ・Mitsouko(ミツコ): 日本人女性の名前 ・L'Heure Bleue(ルール ブルー): 青い時間(夕暮れ時)
Diptyque ・Philosykos(フィロシコス): ギリシャ語「イチジクの哲学者」 ・Do Son(ドソン): ベトナムの海岸地名 ・Eau Duelle(オー デュエル): 二重の水 ・Tam Dao(タム ダオ): ベトナムの山岳地名
MFK ・Baccarat Rouge 540(バカラ ルージュ 540): バカラ社のクリスタルの色番号
Le Labo ・Santal 33(サンタル 33): サンダルウッド+33番(調合) ・Another 13(アナザー 13): 13は意味なくランダム
Frederic Malle ・Portrait of a Lady(ポートレイト オブ ア レディ): 女性の肖像 ・Carnal Flower(カーナルフラワー): 官能の花
この商品名の意味を知ると、香水を選ぶ楽しさが深まります。
フランス語発音の3つのコツ
フランス語の発音を完全マスターは難しいですが、3つのコツで「らしく」読めます。
コツ①: 末尾の子音は読まない 「Hermès」→ エルメス(ès の's'は無音) 「Tom Ford Sauvage」→ ソヴァージュ(末尾'e'は無音) 「Diptyque」→ ディプティック(末尾'e'は無音)
コツ②: 'an' 'on' 'in'は鼻にかける 「Sauvage(ソヴァージュ)」→「ヴァ」と「ジュ」の間で鼻にかける 「Lancôme(ランコム)」→「ラン」の部分で軽く鼻に響かせる 「Givenchy(ジバンシィ)」→「ジバン」を鼻にかける
コツ③: 'r'は喉の奥で鳴らす(難しいので無理しない) 「Frederic Malle」→ フレデリック・マル(rは普通に発音でOK) 「Roger Gallet」→ ロジェ・ガレ(同上)
完璧な発音を目指す必要はありません。日本語で「カタカナ通り」より一段意識した発音で十分です。
フランス語発音を覚える4つのコツ
- ブランド公式サイトの発音動画を見る
- Google翻訳の音声機能を使う
- 百貨店BAに発音を聞く
- 完璧を求めず「それっぽく」発音する
よくある質問
Q. 「Hermès」は「エルメス」?「ヘルメス」?
A. 正解は「エルメス」。フランス語ではHは無音です。日本ではブランド設立時から「エルメス」表記で定着しています。「ヘルメス」と言うと誤りとして指摘されます。
Q. 「J'adore」と「Jadore」どちらが正しい?
A. 正式には「J'adore」(JとAの間にアポストロフィ)。「Je adore(私は愛する)」が省略されてアポストロフィが入ります。読みは「ジャドール」です。
Q. Penhaligon'sは英国ブランドなのに日本でも英語読み?
A. 英国ブランドなので英語読み「ペンハリガンズ」が正式ですが、日本では「ペンハリガン」と末尾の's'を省略して呼ぶのが一般的です。
Q. 「Le Labo」の「Le」は読んで強調?
A. 「ル」と軽く読むのが正しい。「Le」はフランス語の定冠詞で、強調はしません。「ル・ラボ」と1拍空けて読むのが本場流。
Q. 百貨店で発音を間違えても恥ずかしくない?
A. 全く恥ずかしくありません。BAは間違いを指摘せず、自然に正しい発音を使ってくれます。むしろ「教えてください」と聞く姿勢が好印象です。
まとめ|フランス語読み方を覚える流れ
今回はフランス語の香水ブランド名・商品名の読み方を解説しました。簡単にまとめると次のとおりです。
主要ブランドの正しい読み ・Diptyque → ディプティック ・Hermès → エルメス ・Frederic Malle → フレデリック・マル ・Serge Lutens → セルジュ・ルタンス
商品名の意味 ・Sauvage → 野性的 ・Philosykos → イチジクの哲学者 ・Bleu de Chanel → シャネルの青
3つの発音コツ ・末尾の子音は読まない ・'an' 'on' 'in'は鼻にかける ・完璧を求めず「らしく」
4つの覚え方コツ ・公式動画を見る ・Google翻訳で発音確認 ・百貨店BAに聞く ・完璧を求めない
香水のフランス語読み方を覚えると、香水ライフが教養として深まります。今回の知識を持って、自信を持って香水カウンターに立ってください。
香水の歴史や、ハイブランドの徹底解説は別記事でも展開しています。あわせて参考にしてください。














