香水の種類で迷ったら、まずこの3つの違い
「同じシャネルNo.5でもパルファムとEDPがあるけど何が違うの?」「EDTとEDCはどっちを選ぶべき?」と迷う人は多いと思います。
結論を先に言うと、覚えるべきは3つ。①数字が大きいほど濃度が高い(パルファム>EDP>EDT>EDC)、②濃度が高いほど持続が長く価格も高い、③日常使いはEDP/EDTが基本、特別な日はパルファムを選ぶ。
この記事では、4種類の濃度・持続時間・価格・選び方の基準を完全比較します。同じブランドの違うタイプで迷っている人、初めて香水を買う人の判断材料が一通り揃う構成にしています。
香水の4つの種類|濃度順に解説
香水は「香料の濃度」で4つのタイプに分かれます。濃度が高い順に解説します。
**①パルファム(Parfum)|濃度15〜30%** 香水の最高濃度。最も香料が多く、持続時間6〜12時間。1滴で長時間香るため少量使用が基本。価格は同ブランドのEDPの1.5〜2倍。
**②オードパルファム(EDP/Eau de Parfum)|濃度10〜15%** 現代の高級香水の主流。持続時間5〜8時間で、日常使いに十分な強度。Tom Ford、Le Labo、Byredoなどニッチブランドの多くがEDP。
**③オードトワレ(EDT/Eau de Toilette)|濃度5〜10%** 軽めの香水で、持続時間3〜5時間。日中の通勤やオフィス使いに最適。Dior ソヴァージュ EDT、Jo Maloneコロンラインなどが代表。
**④オーデコロン(EDC/Eau de Cologne)|濃度2〜5%** 最も軽い香水で、持続時間1〜2時間。シャワー後やリフレッシュ用。SHIROボディコロン、Jo Maloneコロンの一部などが該当。
この順序が分かれば、自分の用途に合うタイプが選びやすくなります。
種類別の持続時間と1プッシュの強さを比較
実用的な比較を表形式で整理します。
**持続時間と1プッシュの強さ** ・パルファム: 6〜12時間 / 1プッシュで6〜10時間香る ・EDP: 5〜8時間 / 1プッシュで4〜6時間香る ・EDT: 3〜5時間 / 1プッシュで2〜4時間香る ・EDC: 1〜2時間 / 1プッシュで1〜2時間香る
**価格目安(同ブランド・50ml換算)** ・パルファム: 25,000〜50,000円 ・EDP: 12,000〜25,000円 ・EDT: 8,000〜15,000円 ・EDC: 5,000〜10,000円
**1プッシュあたりのコスパ** 持続時間で割ると、実はパルファムが最も時間あたり安い。「高い=損」ではなく、「濃度が高い=持続が長くトータル安い」という構造があります。
ただし「強すぎてオフィスで使えない」「日常で1日に何度もつけない」など、用途で必要な濃度は変わります。
シーン別おすすめの種類
用途・シーン別に、選ぶべきタイプを整理します。
**日常・通勤・オフィス** ・推奨: EDT または EDC ・理由: 強すぎず、周囲への配慮ができる ・例: ブルー ドゥ シャネル EDT、Jo Malone イングリッシュ ペアー(EDC)
**夕方〜夜・デート** ・推奨: EDP ・理由: 持続時間が長く、夜のシーンに合う深みがある ・例: シャネル チャンス EDP、Tom Ford ノワール EDP
**特別な日(結婚式、パーティ、記念日)** ・推奨: パルファム ・理由: 1日中香り続け、高級感が際立つ ・例: シャネル No.5 パルファム、ゲラン シャリマー
**夏・暑い時期** ・推奨: EDC または EDT ・理由: 軽めで揮発しても重くならない ・例: エルメス 地中海の庭 EDT、SHIRO ボディコロン
**冬・寒い時期** ・推奨: EDP または パルファム ・理由: 揮発が遅く、深みのある香りが映える ・例: ゲラン シャリマー パルファム、MFK バカラ ルージュ 540 EDP
複数のシーン用に2〜3本揃えると、香水ライフが豊かになります。
種類選びで失敗しない5つのポイント
- 「濃いほど良い」と思い込まない
- 同ブランドでも種類が変わると香りも変わる
- 肌質で必要な濃度を判断する
- 初めての香水はEDTから始める
- サンプル/カラリアで濃度別に試す
海外ブランドと国産ブランドの濃度差
「EDPと書いてあるのに思ったほど強くない」「EDTでも結構強い」という経験はないですか?実は同じ表記でも、ブランドや産地で実際の濃度が違います。
**フランスの高級ブランド(シャネル、ディオール、ゲラン等)** 表記通りの濃度に近い。EDPは10〜15%、EDTは5〜10%。
**ニッチブランド(MFK、Byredo、Le Labo等)** 通常のEDPより濃度が高め。MFKのEDPは20%超のものも。Le LaboもEDPは強め。
**国産ブランド(SHIRO、AUX PARADIS等)** 表記より控えめな濃度設計。日本の気候・文化に合わせて、海外の同表記より弱く作られています。
**Jo Malone(英国)** コロンラインは「コロン」を名乗っているが、実際の濃度はEDC〜EDT中間。控えめだが、持続性は意外にある。
初めて買うブランドは、表記だけでなく口コミやサンプルで実際の強度を確認するのが安全です。
よくある質問
Q. パルファムとEDPはどっちが上ですか?
A. 厳密にはパルファム > EDP > EDT > EDC の順で濃度が高い「上位タイプ」です。ただし「上位=良い」ではなく、用途で適したタイプを選ぶのが正解。日常使いはEDPが現代の主流です。
Q. 「Eau de Parfum Intense」って何が違いますか?
A. 通常のEDPより濃度が高めの特別版です。YSL「リブレ アンタンス」、ディオール「ジャドール アンタンス」など。EDPとパルファムの間の位置づけで、夜・特別な日向けに設計されています。
Q. ボディスプレーは香水ですか?
A. 技術的には香水ではなく「化粧品ボディミスト」のジャンル。濃度はEDCより低く(1〜3%)、持続時間も30分〜1時間と短いです。シャワー代用やリフレッシュ用と考えてください。
Q. 値段を抑えてパルファムレベルの濃さを楽しむ方法は?
A. EDPの量を多めにつける(2〜3プッシュ)とパルファムに近い強度になります。また、同ブランドのボディクリームと組み合わせるレイヤリングも持続時間を伸ばせます。
Q. 練り香水(ソリッド)はどの種類に分類されますか?
A. 練り香水は分類が独立しています。アルコール無配合で、濃度はEDC〜EDT相当(2〜10%)。持続時間は2〜3時間と短めですが、肌に優しい設計が特徴です。
まとめ|種類選びの判断フロー
今回は香水の4種類(パルファム/EDP/EDT/EDC)の違いを解説しました。簡単にまとめると次のとおりです。
**濃度の順序(高い順)** パルファム(15-30%) > EDP(10-15%) > EDT(5-10%) > EDC(2-5%)
**シーン別の選び方** ・日常・オフィス → EDT or EDC ・夕方・デート → EDP ・特別な日 → パルファム ・夏・暑い時期 → EDC or EDT ・冬・寒い時期 → EDP or パルファム
**初心者の判断フロー** ①EDTから始める → ②慣れたらEDPへ → ③特別な1本としてパルファム
香水の種類が分かると、同じブランドでも自分の用途に合った1本を選べるようになります。これからの香水選びの判断材料として、本記事を活用してください。
香水の選び方や、シーン別おすすめは別記事でも展開しています。あわせて参考にしてください。
