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Le Labo(ル ラボ)香水 全シリーズ徹底解説|サンタル33・アナザー13・ベチバー46・ヒノキを一本ずつ深堀り

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『Le Labo』——ニューヨークから世界へ広がった香水革命

2006年、ニューヨーク・マンハッタンのノリータ地区に、エジプト出身の調香師エディ・ロシ(Eddie Roschi)とファブリス・ペネロープ・ペ(Fabrice Penot)という2人の元コスメ業界人が、『フレグランス業界のルールを全て覆したい』という野心を持って一軒の小さな店を開きました。その店の名前が『Le Labo(ル ラボ / フランス語で「実験室」)』。広告を一切しない、大量生産しない、顧客の目の前で香水を調合する——こうした革命的な経営手法で始まったこのブランドは、わずか15年で世界中にラボ店舗を展開する最も愛されるニッチメゾンへと成長しました。

Le Laboの哲学を一言で表すなら『No Logo, No Advertising, Just the Scent』。ロゴやブランドイメージに頼らず、『香り自体の品質』だけで顧客を掴むこの方針は、広告コストに数千万円を投じる大手ブランドに対する明確なアンチテーゼです。各フレグランスは主要香料+番号の命名規則(サンタル33、ローズ31、アナザー13など)で、『ブランドが勧める物語』ではなく『顧客自身が発見する関係性』を重視します。

また、Le Laboの店舗体験は他のニッチブランドと比較しても特異です。顧客が注文した瞬間から店員が目の前で調合し、ラベルに顧客の名前を手書きで印字する——『世界に一本だけの、あなただけのフレグランス』という特別感を、全ての客に提供するシステム。この『パーソナライズ』は21世紀初頭の香水市場に大きな衝撃を与え、多くの大手ブランドが後を追いかける形でパーソナライゼーションサービスを展開することになります。

本記事では、Le Laboの全主要香水を一本ずつ丁寧に解説していきます。世界的名作『サンタル33』から、知的な『アナザー13』、ヨーロッパでカルト人気の『ベチバー46』、日本で特別な意味を持つ『ヒノキ』、ユニセックス定番の『ローズ31』まで——Le Labo愛好家として一生楽しめる全貌を、網羅ガイドとしてお届けします。

Le Labo香水の哲学と命名規則

Le Labo香水の哲学と命名規則

Le Laboの全作品に共通する命名規則は、『主要香料名+数字』という独特のスタイル。例えば『サンタル33(SANTAL 33)』は、処方に使われている33種類の香料成分のうち、サンダルウッド(サンタル)が最も象徴的であることを意味します。『ローズ31』『ベチバー46』『アナザー13』も同様の規則です。

この命名規則には、Le Laboの哲学が凝縮されています。ロマンチックな詩的命名(『Love, Don't Be Shy』『Baccarat Rouge 540』など)ではなく、無骨で実験室的な命名を敢えて選ぶことで、『香水はブランドストーリーではなく香料の科学』という Le Laboの姿勢を表現。マーケティング的に美化された物語を排除し、顧客が『純粋に香り自体』で作品を判断することを促す設計です。

Le Laboの主要フレグランスを系統別に整理すると:

**【ウッディ系】**:『サンタル33』(サンダルウッド、Le Labo最大の名作)、『ベチバー46』(ベチバー、スモーキーウッディ)、『ヒノキ』(日本のヒノキ)

**【フローラル系】**:『ローズ31』(ローズ、ユニセックス定番)、『ジャスミン17』(ジャスミン)、『リリ42』(ユリ)

**【オリエンタル系】**:『アナザー13』(アンバーモス、Aldehyde)、『パチュリ24』(パチョリ、スモーキー)、『ラビダナム18』(ラビダナム、チプレ)

**【フレッシュ系】**:『ベルガモット22』(ベルガモット)、『ネロリ36』(ネロリ、柑橘フローラル)、『オー ドゥ プロイ(l'Eau de Ploi)』

**【日本限定・地域限定版】**:『ヒノキ』(日本のヒノキ、東京限定→世界展開)、『ポワヴル23』(ロンドン限定)、『バンブー 19』(アジア限定)

**【ハイラインCity Exclusives】**:世界主要都市の店舗でのみ販売される限定作品群。『ポワヴル23(ロンドン)』『トニカ 9(旅行用)』など。

ここから、主要作品を一本ずつ解説していきます。

【サンタル33 徹底解説】——Le Labo最大の世界的名作

Le Laboを世界的ブランドに押し上げた決定的な一本が『サンタル33(SANTAL 33)』。2011年に発表されたこのフレグランスは、アメリカ西部のカウボーイ文化、焚き火の煙、レザー、サンダルウッドという独特の世界観で、ニューヨークのクリエイティブ業界から爆発的な人気を得ました。

『サンタル33のシティ』という形容があるほど、マンハッタンのカフェやギャラリーでは、同じ香水を使っている人とすれ違うことが日常茶飯事。これはブランドとしては異例の現象で、通常なら『被りたくない』と避けられる状況ですが、サンタル33の場合は逆で『みんなが使っているからこそ文化的アイデンティティになる』という特殊なポジションを確立しています。

Le Labo サンタル33(SANTAL 33)

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LE LABO LE LABO / サンタル 33(SANTAL 33)

LE LABO / サンタル 33(SANTAL 33)

¥28,000

★★★★★5.0

Le Laboの世界的代表作にして、現代ニッチ香水の象徴的一本。サンダルウッド、シダーウッド、イリス、バイオレット、カルダモンが織りなす『アメリカ西部のカウボーイ、焚き火、レザー』という独特の世界観。28,000円(50ml)という価格帯ですが、ニューヨークのクリエイティブ業界から始まった爆発的人気は現在も継続し、一度試すと忘れられない強い個性で愛用者を増やし続けています。男女問わず纏えるユニセックス設計で、『他の香水では得られない、物語性のある香り』を求める方に。

サンタル33の真価|なぜ世界中のクリエイターが愛するのか

サンタル33が単なる『流行』ではなく、15年近く世界的ニッチ香水の頂点に君臨し続けている理由は、『アイデンティティを表現する香り』としての完成度にあります。

一般的な香水は『万人受け』を目指す傾向にありますが、サンタル33は明確に『あなたが誰かを香りで示す』存在。レザー、焚き火、カルダモン、バイオレットが織りなす独特のスモーキー・ウッディは、フレッシュでもフェミニンでもなく、ある種の『野性と洗練の両立』を表現。これを纏う人は、『自分は普通の香水選びをしない、クリエイティブな感性を持つ』というステートメントを発しているのです。

ニューヨークのファッションデザイナー、アート系キュレーター、建築家、グラフィックデザイナー、ミュージシャン——これらの職業の人々の間でサンタル33が『定番』になったのは、偶然ではありません。Le Laboの『No Logo, No Advertising』哲学と、クリエイターの『商業主義に対する批判精神』が完璧に共鳴した結果です。

日本でも同様の現象が見られます。東京の渋谷・原宿のクリエイティブ業界、京都の町家文化人、福岡のデザイナー——『他人とは違う、でもなお本物を求める』層がサンタル33を愛用しています。『日本でも知られ始めたが、まだ大衆化されていない』という絶妙なポジションも、愛好家にとっての魅力の一部です。

28,000円という価格は決して安くありませんが、Le Laboの哲学を理解した上で手にすれば、『自分のアイデンティティへの投資』として十分価値のある一本です。サンタル33を纏うことは、Le Laboという思想に共感し、『広告の声』ではなく『自分の感性』で選択するという宣言なのです。

【アナザー13 徹底解説】——知的エレガントの象徴

【アナザー13 徹底解説】——知的エレガントの象徴

Le Laboのもう一つの名作が『アナザー 13(Another 13)』。2010年に発表されたこの作品は、シンセティックアンバー『Ambroxan』を主軸に、ジャスミン・ヘリオトロープ・アンバーを織り交ぜた、現代的でクリーンな『白いアンバー』を表現しています。一般的なアンバー系が『重く、甘く、東洋的』であるのに対し、アナザー13は『軽く、ニュートラル、知的』という真逆の方向性を提示し、Le Laboの知性派愛好家に絶対的支持を得ています。

ジャスミン、ヘリオトロープ、アンブロキサンが織りなす処方は、一見シンプルながら驚くほど複雑な奥行きを持ちます。トップからミドルにかけて明確な花の香りが立ち上がりながら、ラストに向かってクリーンなアンバーの温もりが広がる——この時間経過の変化が、アナザー13を『知的で大人の装い』に完璧にフィットさせます。

Le Labo アナザー 13(Another 13)

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LE LABO LE LABO / アナザー 13(Another 13)

LE LABO / アナザー 13(Another 13)

¥16,200

★★★★★4.8

Le Laboの知性派の代表作。ジャスミン、ヘリオトロープ、アンブロキサン(合成アンバー)が織りなす『クリーンなホワイトアンバー』は、他のアンバー系香水と一線を画す現代的でニュートラルな解釈。16,200円という Le Labo作品としては比較的手頃な価格帯で、オフィス・ビジネスシーン・デートなど幅広いTPOに対応。『強い個性のサンタル33は敷居が高い』と感じる方の、Le Laboの入門としても最適な一本。ユニセックス設計で男性にも女性にも愛される万能型です。

アナザー13の魅力|『一本で全てを満たす万能型』

アナザー13が Le Labo愛好家から『Le Labo 入門に最適』と推薦される理由は、その圧倒的な万能性にあります。

サンタル33のような強い個性や世界観の主張がなく、誰が纏っても違和感なく溶け込む洗練。オフィスでのビジネスミーティング、カジュアルなランチデート、夕方のレストラン、週末のお出かけ——全てのシーンで『ちょうどいい』と感じられる、稀有なバランスを持ちます。

さらに注目すべきは、ユニセックス設計の完成度。男性が纏えばクリーンで知的、女性が纏えば軽やかでフェミニン——性別を超越した、それでいて両方の性に馴染む絶妙な処方は、カップル・夫婦・同僚同士での共有にも適しています。

16,200円という価格帯も、Le Labo他作品(25,000〜30,000円が主流)と比較して大幅に手頃。『Le Laboを試してみたいが、30,000円出す勇気はない』という方の入り口として設計されたような、優しさを持っています。

アンブロキサンというモダン香料の使い方も注目です。2010年代以降、ニッチ香水の世界では合成アンバーの使用が増えており、アナザー13はその先駆的作品として位置付けられています。『天然香料至上主義』を超えて、合成でも芸術的な香水を作れるという新しい価値観の象徴。

『Le Laboの哲学に共感するが、まずは控えめに試したい』——こうした方にとって、アナザー13は完璧なエントリーポイント。一度愛用すると、サンタル33や他の作品へと自然に世界が広がっていきます。

【ベチバー46 徹底解説】——スモーキーウッディの大人定番

ヨーロッパ、特にフランス・イタリアのLe Labo愛好家の間で絶対的な人気を誇るのが『ベチバー 46(VETIVER 46)』。2010年に発表されたこの作品は、インドネシア・ベチバーを主軸に、スモーキーな焚き火感とウッディの深みを表現したユニセックスフレグランス。サンタル33のような『物語性』の代わりに、『純粋なベチバーの美学』を追求した作品として、大人の香水愛好家から支持されています。

ベチバーという香料は、インド・ハイチなどで栽培されるイネ科植物の根から抽出されるもので、その香りは『大地の土、湿った草、冷たい煙、水の流れ』といった自然の複雑さを内包しています。この難解で奥深い香料を、Le Laboのベチバー46は主役に据え、シーダー・ペッパー・フラボリス(合成ホワイトアンバー)を脇役に配した、現代最高峰のベチバー解釈を提供します。

Le Labo ベチバー 46(VETIVER 46)

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LE LABO LE LABO / ベチバー 46(VETIVER 46)

LE LABO / ベチバー 46(VETIVER 46)

¥28,000

ヨーロッパのLe Labo愛好家に愛される、スモーキーウッディの大人定番。インドネシア・ベチバーを主軸に、シダーウッド、ペッパー、フラボリスが織りなす『大地の土、焚き火、湿った草』の自然的な複雑性。28,000円という本格価格だが、『大人のウッディ、派手さは避けつつ存在感を持つ』という稀有なバランス。男性・女性どちらも纏える、『ユニセックスのベチバー代表作』としての地位を確立。ビジネス・プライベート両用の万能型です。

ベチバー46の位置付け|『大人の知的ウッディ』の頂点

ベチバー46が、他のウッディ系ニッチ香水(トム フォード『ウードウッド』、ボナビット『ウードマウントロイヤル』等)と一線を画すのは、『派手さを一切排除した、純粋なベチバーの追求』という姿勢にあります。

トム フォードのウッドウッドは、『ウードとスパイスの華やかな組み合わせ』でラグジュアリー感を演出。対してベチバー46は、『ベチバー一本で全てを表現する』というミニマリズム。結果として、ウッドウッドが『オーラのある香り』だとすれば、ベチバー46は『気付かれないが深い信頼を生む香り』という対極的なポジションを確立しています。

40代以上の大人の男性愛好家に特に支持される理由も、この『控えめだが深い』特性にあります。若い頃には派手な香水を好んでいた方が、年齢と共に『静かで本質的なもの』に惹かれるようになる——ベチバー46はこうしたライフステージに完璧にフィットします。

また、女性愛用者も決して少なくありません。『フローラル系やフェミニン系では自分を表現しきれない』キャリア女性、建築家・プロダクトデザイナー・編集者のようなクリエイティブ職の女性にとって、ベチバー46は『自分らしさを静かに主張する』一本として選ばれます。

28,000円の価格は、Le Labo他作品と同等で妥当。ベチバーという特殊な香料を『本格的に』楽しめる香水は限られているため、ベチバー好きにとっては必携の一本です。

【ヒノキ 徹底解説】——日本への敬意を込めた東京限定→世界展開作品

Le Laboが日本市場向けに特別に創作したのが『ヒノキ(Hinoki)』。2014年に東京限定City Exclusivesとして発表されたこの作品は、日本のヒノキ(檜)の香りを主軸にした、ユニークなウッディフレグランス。当初は東京のLe Labo店舗でのみ購入可能でしたが、あまりの人気に2017年より世界展開されるようになりました。

ヒノキは日本の伝統文化において極めて神聖な木。伊勢神宮や法隆寺をはじめ、日本の主要寺社建築に使われ、また風呂桶・箪笥・茶道具など日常の道具にも用いられる、日本人のアイデンティティと深く結びついた木材です。Le Laboのヒノキは、この日本的な樹木の香りを、フランスの香水技術で完璧に再現した作品として、日本人愛好家から特別な愛を受けています。

Le Labo ヒノキ シャンプー&ルームスプレー

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LE LABO LE LABO / ヒノキ シャンプー&ルームスプレー

LE LABO / ヒノキ シャンプー&ルームスプレー

¥16,200

★★★★★4.8

Le Laboの日本愛を象徴する、ヒノキを主軸にしたユニークライン。日本のヒノキの静謐な香りを、シャンプー(16,200円)・ルームスプレー(2,750円)などの形式で楽しめる。オードパルファムの『HINOKI』もあり、価格帯は28,000円前後。お風呂で使えるシャンプーから自宅空間を香らせるルームスプレーまで、『日常の中に日本的静けさを取り入れる』入門としても完璧。日本人の美意識と完璧に共鳴する、Le Laboの最も愛される作品の一つです。

ヒノキの深み|フランス発でも『日本を最も理解した』一本

Le Laboの『ヒノキ』が日本人愛好家に特別な意味を持つのは、『外国人が日本を誤解せずに描いた稀有な作品』だからです。

多くの海外ブランドが『日本をテーマにした香水』を発表してきましたが、実際に日本人が試すと『中国でも台湾でも韓国でもない、何となく東洋的』という漠然とした印象の作品が多い現実があります。ところがLe Laboのヒノキは、ヒノキの樹皮の湿った青さ、新しい檜風呂に入った瞬間の神聖な静けさ、寺院の本堂の荘厳な木の空気感——これら日本人の記憶に深く刻まれた『ヒノキの本質』を、驚くほど正確に表現しています。

調香師ダフネ・ブジェ(Daphne Bugey)が手掛けたこの作品は、ヒノキを単体で使うのではなく、サイプレス、トルコローズ、シダーウッド、ベチバー、フラボリス、そしてインセンスを繊細にブレンドすることで、複雑な日本の風景を再現。結果として、日本人でさえ『初めて香水で故郷の静けさを感じた』と感動する作品になっています。

ボディ・空間・香水の多様なフォーマットで展開されている点も、日本人のライフスタイルに深くフィット。お風呂で使えるシャンプー(16,200円)、自宅空間を香らせるルームスプレー(2,750円)、持ち歩くオードパルファム(28,000円)——これらを組み合わせれば、『日常生活全体にヒノキの静けさを纏う』ことが可能になります。

日本の伝統文化・和室のある暮らし・茶道や禅への親しみ・シンプルで静かなライフスタイル——こうした日本的価値観を持つ方にとって、Le Laboのヒノキは『自分の日常と香水が完全に一致する』稀有な体験を提供します。

【その他の主要作品】ローズ31・ジャスミン17・ベルガモット22 など

Le Laboには、上記以外にも多数の名作があります。

**【ローズ31(ROSE 31)】**:2006年発表の Le Labo初期の代表作の一つ。一般的な『甘いローズ香水』とは対照的な、『辛口で男性的なローズ』を表現。クミン・ウッド・オリバナムが加わり、フローラルなのに挑戦的。ユニセックス設計で『ローズを纏う男性』の先駆けとなった一本。

**【ジャスミン17(JASMIN 17)】**:白い花の豊かさを追求したフローラル。チュベローズ・ベチバー・サンダルウッドとの組み合わせで、単純な『甘いジャスミン』を超えた、知的な女性的深みを表現。ベルガモット22と並ぶフローラル系代表。

**【ベルガモット22(BERGAMOTE 22)】**:ベルガモットを主軸にした爽やかなシトラス系。ベチバー・ムスク・アンバーと組み合わされ、単純な柑橘では終わらない複雑性。夏場・スポーツ後・朝のリフレッシュに最適な、Le Laboの軽やか路線代表。

**【ジョージア21(GEORGIA 21)】**:イタリア・ギリシャ地中海にインスパイアされた、温かみのあるフローラル。

**【ポワヴル23(POIVRE 23)】**:ロンドン限定City Exclusivesで、ブラックペッパー・ベンゾインのスパイシー系。

これらも、サンタル33・アナザー13を愛用し始めた上級者が次に試す候補として、検討する価値がある作品です。

Le Labo香水 選び方|初心者〜上級者の最適ルート

  • 【初めてのLe Labo】→ ディスカバリーセットで複数を試す
  • 【2本目】→ サンタル33(強い個性)かアナザー13(万能型)
  • 【3本目以降】→ 対照的な方向を試す
  • 【上級者】→ City Exclusives や限定版を追求
  • 【香水以外のLe Labo】→ シャンプー・ソープ・キャンドル

Le Labo 香水 よくある質問

Q. Le Laboとシャネル・ディオールは何が違う?

A. 根本的な哲学が異なります。シャネル・ディオールは『ブランドストーリーとラグジュアリーイメージ』を主に売るのに対し、Le Laboは『香り自体の品質と個人の関係性』を主に提供。結果として、Le Laboを愛用する人は『自分の感性で選んだ』という自己表現的な側面を持ち、大手ラグジュアリーとは違う『ニッチな同志感』を共有します。

Q. Le Laboはどこで買えますか?

A. 日本では東京(青山・銀座・新宿伊勢丹)、大阪(阪急うめだ)に直営店があります。Isetan Mirror・Nose Shopなどの香水専門セレクトショップでも一部取扱いあり。公式オンラインストアは日本には未上陸なため、並行輸入品・海外通販という選択肢もありますが、品質面で直営店購入が最も安心。

Q. Le Laboの香水は本当に注文時に調合している?

A. はい、本当です。Le Labo店舗では注文を受けてから、目の前で調合・ラベル印字を行います。この『パーソナライズ体験』は Le Laboの中核的な顧客体験で、単なるマーケティング上の演出ではありません。ただし工場生産ラインもあり、ラボ店舗で調合される製品と工場生産製品は、本質的には同じレシピです。

Q. Le Laboの香水の持続時間は?

A. EDP濃度の Le Labo作品は、一般的に6〜10時間の持続力。サンタル33・ベチバー46・アナザー13 は特に持続力に優れており、朝つけて夜まで安定して香り続ける信頼性があります。肌の保湿状態、季節、温度などで前後しますが、MFK・トム フォードと同等の持続レベル。

Q. Le Laboのギフトに最適なのは?

A. 相手の好みが不明な場合、ユニセックスで万人受けするアナザー13(16,200円)またはローズ31(28,000円)が推薦。相手がLe Labo好きなことを知っているなら、ディスカバリーセット(7,500円)で『まだ持っていない作品』と出会う喜びをプレゼントするのも上級者の選択。男性にはサンタル33またはベチバー46が鉄板。

Q. Le Laboの偽物を見分ける方法は?

A. ①ラベルの手書き感・印字品質 ②ボトルの製造番号と出荷地ラベル ③香りの持続時間(本物は必ず6時間以上) ④並行輸入品店の信頼性(極端に安い場合は警戒)。特にサンタル33は偽物が多く流通しているため、並行品購入時は店舗レビュー・過去の出品履歴を必ず確認してください。公式ルート(直営店)なら絶対に本物です。

まとめ:Le Laboは『自分の感性で選ぶ』という宣言そのもの

Le Laboを纏うことは、単に香水を使うことを超えた、『自分の感性で選ぶ、広告に左右されない』という姿勢の表明です。2006年にニューヨークの小さな店から始まったこの革命は、20年近く経った今も衰えるどころか、世界中のクリエイター・思考する人々・自分らしさを大切にする人々に、特別な関係性を築き続けています。

本記事で紹介したサンタル33、アナザー13、ベチバー46、ヒノキ、そしてその他のLe Labo作品は、いずれも『自分を表現する道具』として、一生愛用できる深みを持っています。最初の一本をディスカバリーセットから選び、時間をかけて自分のLe Laboコレクションを育てていく——この旅そのものが、現代ニッチ香水の醍醐味を完璧に体現します。

シャネルやディオールのような派手さ、MFKのようなラグジュアリー感、セルジュ・ルタンスの文学性——これらの魅力とは異なる、Le Labo独自の『無骨で知的、誠実で挑戦的』という世界観。これに共感できる方にとって、Le Labo の香水は何年経っても色褪せない、人生の伴侶になる一本となるでしょう。

Kaori Laboでは、他のニッチブランドの徹底解説シリーズも展開中。Le Laboを入り口に、Byredo・MFK・Frederic Malle・Serge Lutens など現代ニッチ香水の世界をさらに広げていきましょう。

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